英語スピーキングテストに関するミーティングを行いました

2016年8月9日(火),本学にて,今年度本学で実施予定のCBT型英語スピーキングテストと,京都工学院高校で実施しているビデオフォン方式の英語スピーキングテストに関するミーティングを行いました。ミーティングには本学教員,立命館大学の清水氏,島根大学の光永氏,研究アドバイザーのNic Underhill氏(元ケンブリッジ大学ESOL試験機構地域プロジェクトディレクター),本プロジェクトにレイタートレーナーとして関わっているGlen Edmonds氏が参加しました。

京都工学院高校フロンティア理数科の学期末考査において,ビデオフォン方式の英語スピーキングテストを実施しました

京都工芸繊維大学は、独自のCBT(Computer-Based Test)を開発し,学内で定期実施することにより,大学院や学部入試への英語スピーキングテスト導入の早期実現を目指しています。このたび、その実績を活かして,京都市立京都工学院高校において,生徒とフィリピン・セブ島の面接官をSkype(スカイプ)で結ぶビデオフォン方式の英語スピーキングテストを開発しました。このテストは,一年生が履修する科目「英語表現Ⅰ」の学期末考査としてデザインしたもので,7月4日(月)には一学期末考査の一環として,2クラス(計58名)の生徒がこのテストをパイロット受験しました。今回の成果を踏まえて,二学期末考査より本格導入する予定です。

プロジェクトの背景
過去3年あまり,京都工繊大において,入試導入を目指して英語スピーキングテストの開発・運営を進める過程で,実現に向けたいくつかの課題が浮かび上がってきました。なかでも最も大きな問題は,学生たちの準備が整っていないことです。開発したCBTスピーキングテストを受験した後のアンケートでは,大半の学生が,テストの内容や学内で定期実施することに関して,肯定的な回答をしてきます。それにもかかわらず,「今後,大学院の入試にこのようなテストが導入されるとしたらどう感じるか?」という質問に対しては,「死ぬ!」「つらい!」「やめて!」「途方に暮れる」「他大学の大学院を受験する」「導入するなら事前に対策できる時間が欲しい!」といった悲鳴のような声が並びます。

近頃は,京都工繊大はもちろん,中学や高校でもバランスの取れた4技能育成を目指して,スピーキング指導に力を入れています。しかし,ほとんどの学生はスピーキングテストというものを受けたことがありません。にもかかわらず,入試で突然スピーキングテストを受けるとなると,学生たちが戸惑うのは当然です。教員の側もスピーキングテストに慣れていなければ,安直な対策として,発音指導や発話中の文法的誤りを減らす訓練などに力が入ってしまうことでしょう。それでは,スピーキングテストの入試導入に期待されている効果を得ることはできません。

リーディングやライティングと同じようにスピーキングに関しても,「日常的な指導→学習成果を測る定期的なテスト」というサイクルの延長線上に入試が来るのが理想です。そのために何ができるかを検討した結果,一つの可能性としてこのプロジェクトを進めることになりました。

パイロット実施の手ごたえ
当日,京都工学院高校の生徒さんたちは緊張しながらも,モニターに映るインタビュアーとのインタラクションに積極的に取り組み,たびたび笑い声も上がっていました。その様子を見ていると,今後このような取り組みが軌道に乗り,中学・高校段階で,生徒のレベルやニーズに合わせて企画したスピーキングテストを比較的簡単に定期実施できるようになると,日本人全体の英語運用能力の画期的な伸びにつながるかもしれないという手応えがありました。

今後に向けた課題
スカイプやポリコムなどのビデオフォン(テレビ電話)システムを使うことにより,同時に多人数が対面(インタビュー)方式のスピーキングテストを受けることができます。しかし一方では,外部ネットワークの影響によるテスト運用システムの安定性に不安があるため,徹底したリスク管理が必要になります。

なお,テストの内容や評定尺度,京都工学院高校の生徒さんのテスト受験前・後のアンケートの分析結果等は,今後関連の学会等で発表していく予定です。

※本事業は,フィリピンに拠点を置いてスカイプ英会話レッスンを提供するQQ Englishとの共同研究として進めています。また,平成28年度科学研究費基盤研究(B)「入学試験や定期考査に利用できる英語スピーキングテストシステム構築のための指針策定」(課題番号16H03448)の助成を受けています。

テストの背景・特徴など

プレスリリース

京都新聞(7/5朝刊の記事)

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平成28年度国立大学法人情報系センター協議会総会で研究発表をしました

2016年6月24日に,京都工芸繊維大学で開催された平成28年度国立大学法人情報系センター協議会総会において,「入試導入に向けた CBT 型英語スピーキングテストシステムの開発・運用:既存の情報演習室を利用する試み」というタイトルの研究発表を行いました。既存の情報演習室において,入試に求められる条件を満たすテスト実施環境を確保するための工夫(Windows カスタムイメージの作成,セキュアなテストデータ共有システムの構築等),オンライン採点システム,日本 (京都工繊大) ーフィリピン(採点者) ーイギリス (共同研究者) の三地点を結んだ採点者訓練等について報告しました。

発表スライド

ビデオフォン方式の英語スピーキングテストに関する電話会議を行いました

2016年6月23日(木),京都工学院高校で実施するビデオフォン方式の英語スピーキングテストに関する電話会議を行いました。会議には本学の英語教員と情報科学センターの教員,京都工学院高校のICT担当教員,QQイングリッシュのスタッフが参加し,テストで使用する機器システムについて話し合いました。

ビデオフォン方式の英語スピーキングテストのパイロットテストを実施しました

2016年6月13日(月),京都市立京都工学院高校にて,ビデオフォン方式の英語スピーキングテストのパイロットテストを実施しました。テストは本番と同様の環境で行われ,工繊大の学部生12名が被験者として参加しました。また,テスト終了後,京都工学院高校の英語教員と,テストの内容や進行等について打ち合わせを行いました。

ビデオフォン方式の英語スピーキングテストに関するミーティングを行いました

2016年6月4日(土),本学にて,京都工学院高校で実施するビデオフォン方式の英語スピーキングテストに関するミーティングを行いました。ミーティングには本学教員,立命館大学の清水氏が参加し,テストの内容や進行,生徒さんに実施するアンケート等について議論しました。

ビデオフォン方式の英語スピーキングテストに関するミーティングを行いました

2016年5月30日(月),本学にて,京都工学院高校で実施するビデオフォン方式の英語スピーキングテストに関するミーティングを行いました。ミーティングには本学教員,QQイングリッシュのフィリピン人講師と日本人スタッフが参加し,テストの内容や進行,インタビュアートレーニング等について議論しました。